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ピアノの演奏ができることは一生の宝物です。
でも心地よく弾きたいのに弾けないあなたの悩みは何でしょう?
ひとつひとつ明確にはっきりとさせて解決して行きましょう。
わたし坂田麻里はそのためのお手伝いを一生懸命致します。
ピアノを弾く上であなたが解決したいのは何ですか
その一 練習方法がわからない。
その2 肩が凝ったり、指が痛い。疲れる。
その3 何を感じて弾くかわからない
二つの音が調和して鳴っている時、ぶつかって鳴っている時、あなたは何を感じますか。
その4自分で練習しているけどなかなか先へ進まない。
ご自分だけで練習している場合、強い意思の力が必要です。うまく行かない部分があるとなかなか先へ進めなくなってしまいます。思い切ってレッスンに来てみませんか。何だこんなに簡単に先へ進めるんだと思われるかもしれません。
その5 良い音が出ない。
その6 音符が読むのが大変。
その7 もっと深く音楽を知りたい
楽譜には音符だけではなくすごい量の情報が入っています。それを知っていくのはとても楽しいことです。
作曲された時代ごとに音楽のスタイルが違い、書かれている量も違います。
例えばバロックの時代は演奏家に自由に弾く裁量がまかされていたので楽譜にはあまり何も書かれていない。
またフランス近代の作曲家「ラベル」は「私の音楽には解釈はいらない」と言っているように楽譜をそのまま弾けば音楽ができるようになっている、など。
また音楽の全体の構成を知る事で立体的に音楽を把握できます。調のことを色々知ることもとても大事です。
でも「調のこと」は苦手で実はよくわかっていないんです、と言う方が結構いらっしゃいます。
知らないままずっと来てしまったこともどうぞ質問してください。
脳に練習の新しい回路を作れる簡単な方法。
私の一番お勧めする練習方法は実は簡単な方法です。
それは、間違えないで弾くということです。
「な~んだ」と思われますか。
でも実はこれはとても大事なことで,なおかつ意外とできていないことなのです。
多くの方が間違いながら何度も繰り返し繰り返し鍵盤を押し直しています。
わたしはゆっくりと、どんなにゆっくりでもいいから間違えないで音をたどって下さいとお伝えしています。
練習の目的は耳も指も音を覚えることです。
違う音を一回弾けば指も耳も正しい音を覚えません。
わたしはずっとそういう練習を続け、それがとても早道だと気がついたのですが、実はその練習は脳に特殊な回路をつくるということがわかってきました。
脳において,耳で音を聴く場所と指を動かす場所は違い少し離れた場所で知覚します。
ところが、音楽をする人ではその離れた場所の間に回路ができるのです。
つまり耳で聴くことと指で弾くことが連動するということです。
間違いだらけで弾くとその回路ができるまで長くかかったりあるいはできなかったりするのです。
ピアノを弾く人がよく曲を聴いている時、指を動かしたくなるのもその回路のせいなのです。
脱力奏法
- 脱力すると
良い響きを得るだけでなく・・・- 疲れません。
- 自分の音を聴くことができます。音が自分から離れるので客観的に聴けるのです。
- 速いパッセージを弾いたり、離れたところに飛んだり、連打、トリルすべてのテクニックが容易になってきます。
方法
まずは座り方です。これができていないと腕の付け根で腕の重みを支えなければならないので脱力できません。
- 赤ちゃんはぺたんと床に座り、どこにも力が入っていません。どの段階で座り方が下手になってくるのかな?と思いますが、もう幼児期には下手をするとあの座り方はできなくなってしまうようです。
- 椅子にしっかり腰をかけます。股関節を開き骨盤の間に落とします。股関節を閉じてその上に座ってしまうと不安定で体に力が入ります。骨盤の先端の尖ったところが椅子に当たり自由に前後に動けるようにします。と書いても実際にはわかりにくいかもしれません。では椅子に座ったら椅子の両脇に足を開き会陰を一回椅子につけてみてください。骨盤を起こすわけです。体を少しゆすって肩の力が抜けるように意識してみます。体が安定したら足をそっと戻しますが膝頭はぴったりつけません。膝は自由にして下さい。馬にまたがっている姿勢は丁度いいかもしれません。ゆれても自由でしかも安定しています。
- 関節を動かして弾く方法
ピアノを弾くのに脱力が必要な手の関節は手首、肘、肩です。肩の関節を自由にするためには胸鎖関節つまり首の付け根のところも意識します。そこが自由でないと肩は動きません。すべての関節が自由に動くかどうか試してください。。次に指を鍵盤につけたまま体に近い関節から延ばしていきます。ばねのように。手首は浮いた状態。指は腕から伝わってきた力を鍵盤に作用する役目なのでしっかり支えます。でもすべては流動的です。止まっていません。 - 指の位置
例えば小指は一番短く細く力がなさそうですが、骨の位置を腕の骨の延長の位置で使うとしっかり支えることができます。他の指も同じです。そのために手首は指につれて柔軟に対応していきます。長い指(肘からつながる)というイメージです。- 5本の指を均等に鍛える必要はあるのか?
5本の指は長さ、太さ、付け根の位置(つまり手の重さをどの位反映するか)、独立度がそれぞれ違います。それを均等に弾くように訓練するのはとても大変です。普通、練習曲(特にハノンのようなもの)では指の均等を目標に置いています。でも音楽的に弾くイメージをきちんと持った場合、違った形の練習が有効になってきます。
- 5本の指を均等に鍛える必要はあるのか?
音楽を感じる
頭で色々考えるということは、感じるということと離れる行為です。見たこと、聴いたこと、触った感触などその瞬間には「感じて」いても言葉に置き換えた瞬間にそれは「考え」に変わります。ですのでまず、言葉にせずに音を感じてみましょう。たった2つの音でも調和した音とぶつかった音は受ける感じが違います。まあ、敢えて言葉にすると調和した音はリラックス、ぶつかった音は緊張を生み出します。この2つの「緊張」と「解放」を曲のおしまいに使うのはよくあるパターンです。それを「緊張」,「解放」と感じるままに弾いてみます。
それだけでもその部分は生き生きとしてくるはずです。
和音の把握
大雑把に分けてピアノは2種類。
メロディーが重なってできているポリフォニーという形とメロディーに和音で伴奏がついている形です。
そして多くの曲が伴奏のついている形でその中にメロディーの重なりもあります。
和音がたくさんの楽譜は見ただけで「うわ〜音符がたくさんだ」という印象を持つと思います。
でもそれが,一つのまとまりであることを知ってしまえば意外にわかりやすいのです。
ドミソの和音があるとします。
ハ長調の曲でしたら主和音と言って一番大事な和音です。
これが下からドミソだけでなく下からソドミのように変化してあらわれます。
でもこれが大事な和音のドミソの変化だとわかりさえすればばらばらに感じられていた音も「あっこれはあのドミソなのだな」とわかります。
そしてこの和音(ハ長調ならドミソの和音)が大事な和音なので曲の中に何度も現れてきていることにも気がつくと思います。
実は演奏をする上でもそれを知っている事は大事なことなのです。
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